しずく学校事務って楽そうだから目指してみたいけど、調べると「やめとけ」って声も多くて。実際のところ、どうなんでしょうか?



こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 学校事務がやめとけと言われる7つの理由
- 逆に人気の理由になっているメリット5つ
- 学校事務に向いてる人・向いてない人チェック
- 自己紹介


この記事を書いている僕は、派遣営業歴15年。40代以上の方の登録会から、就業後のフォローまで、多くの方のサポートを担当してきました。
「楽すぎ」と「やめとけ」、ネット上ではどちらの声もよく見かけますよね。
結論からお伝えすると、学校事務はどちらも本当で、選ぶ理由を間違えると後悔する仕事です。
本記事では、7つのデメリットと5つのメリットを整理しつつ、自分に向いているか判断できるチェックリストや、40代未経験から目指す現実的なルートまでご紹介しています。



3分で読めるので、学校事務で後悔したくない方は、最後まで読んでみてくださいね。
学校事務はやめとけと言われる7つの理由


まずは、やめとけと言われる側の事情から見ていきましょう。
- 書類作業が多く単調になりがち
- 繁忙期は想像以上に忙しくなる
- 学生・保護者対応が精神的な負担になりやすい
- 専門スキルが身につきにくく市場価値が上がりにくい
- 給料が上がりにくく収入面で物足りない
- 人間関係が閉鎖的になりやすい
- 楽そうなイメージとのギャップがある
ここを知らずに飛び込むと、ギャップでメンタルをやられます。
逆にここさえ受け入れられるなら、かなり相性のいい仕事になります。
①:書類作業が多く単調になりがち
学校事務の仕事は、毎月・毎学期ごとに同じ作業が繰り返される業務がほとんどです。
- 出欠確認
- 経費精算
- 成績データ入力
- 窓口対応
- 伝票整理
このあたりは、1年目は覚えるのに必死でも、2〜3年目になると、あ、また同じ作業の季節だと思い始めるんですよね。
新しいことに挑戦したい人にとっては、刺激が足りなくなり転職を考え始めるきっかけとなります。
ただ、ここでひとつだけ言わせてほしいんですが、
「単調=悪」ではありません。
毎日の作業手順が決まっていることを「安心感」と感じる人もいるってことです。私がそうですから。
突発的な対応に追われるよりも、決まったリズムで仕事を進めたい人にとっては、この単調さがむしろ最大の魅力になります。
- 変化や刺激を求める人 → 向かない
- 安定したリズムで働きたい人 → 向く



学校事務は二面性のある特徴なんですね。
②:繁忙期は想像以上に忙しくなる
「学校事務=定時で帰れる楽な仕事」というイメージで入ると、繁忙期に絶望します。
実際、1月・3月・4月の超ピーク時は毎日20〜21時退勤が当たり前と考えておいた方が楽です。
\ 月別の忙しさをざっとまとめます /
| 月 | 忙しさ | 主な業務 |
|---|---|---|
| 1月 | ★★★★★ | 入試本番・合格発表 |
| 2月 | ★★★★ | 入試業務継続 |
| 3月 | ★★★★★ | 年度末締め・卒業式・決算 |
| 4月 | ★★★★★ | 新年度準備・入学手続き |
| 5〜7月 | ★★ | 通常運転 |
| 8月 | ★ | 閑散期(有休取りやすい) |
| 9月 | ★★ | 通常運転 |
| 10〜11月 | ★★★ | 進路書類・文化祭・入試準備 |
| 12月 | ★★ | 通常運転 |
時期によって忙しさが変わる学校事務は、「学校事務は楽すぎ」と「学校事務はやめとけ」、どっちの声も本当なんです。
③:学生・保護者対応が精神的な負担になりやすい
学校事務は、静かなデスクワークのイメージをもたれがちですが、違います。
窓口に立つことが多く、特に保護者対応はかなりの精神的消耗を伴います。
いわゆるモンスターペアレント対応ですね。
- 長時間かつ一方的に電話で話し続ける
- 給食費を不当に支払わない
- 夜間や休日でも即時対応を求める
- 教員と保護者の板挟みになる
このあたりが現場のリアルです。
特に学校事務が1人しか配置されていない学校では、こうした対応を一人で抱え込んでメンタルをやられることも多いのです。



保護者対応は先生がするんじゃないの?



実は、学校事務が窓口の最前線になることがほとんどなんです。
電話が鳴ったらまず事務が出る、来客対応も事務が出る。先生は授業中なので物理的に対応できないからです。
なお、大学事務になると保護者対応はほぼなくなり、学生本人とのやりとりが中心になります。「保護者対応を避けたい」なら大学事務を検討するのも一つの手ですね。
④:専門スキルが身につきにくく市場価値が上がりにくい
これは結構切実な話なんですが、学校事務で身につくスキルは「その学校専用」のものが多いです。
\ たとえば /
- 学校独自の経理システム
- 学籍管理ソフト
- 内部の書式・申請フロー
このあたりは、転職市場ではほぼ評価されません。
「学校事務で長年働いて、いざ転職活動してみたら職務経歴書に書ける汎用スキルが全然なかった」
という話は本当によく聞きます。
つまり、学校事務の中だけでスキルを積んでいても他業界では評価されにくいということ。
逆に、外で身につけたスキルを持ち込むと重宝されるという、ちょっとねじれた構造になっています。
手に職をつけて、キャリアアップしていきたい。という人には、あまりおすすめできません。
ただし、Excel・PowerPoint・コミュニケーション能力といった汎用的なスキルは磨けるので、そこを意識して働けば最低限の市場価値は維持できます。
⑤:給料が上がりにくく収入面で物足りない
お金の話、いきましょう。
学校事務の年収は、データソースによって幅があるものの、ざっくりこんな感じです。
| ソース | 平均年収 |
|---|---|
| 求人ボックス(2026年3月求人より) | 約386万円 |
| 厚労省 令和6年賃金構造基本統計調査 | 約530万円(平均年齢44.5歳) |
| らくらくハローワーク | 約442万円 |
| 国立大学法人事務職員(2019年) | 約596万円 |
| 公立校正規 初任給(大卒) | 月18〜20万円 |



データによって振れ幅があるのはどうして?



給料が違うのは以下の理由があるからです
- 公立正規・私立正規・派遣・パートが混ざっている
- 統計のサンプル数の問題
- 地域差・経験年数差
このあたりが原因です。
ポイントは、昇給ペースが年功序列型でゆっくりしていること。
一般的に昇給は年1回、月額2,000〜4,000円程度。10年勤めても月給がドンと跳ね上がることはありません。
成果を出したから給料が一気に上がる、みたいなことはほぼ起きないんですね。
安定はしているけど、年収アップを狙うなら別の道というのが、お金面でのリアルな結論です。
⑥:人間関係が閉鎖的になりやすい
学校って、外部と接する機会がほぼないんですよ。
- 学外の取引先とのやり取りが少ない
- 同業他社との交流もほぼゼロ
- 同じメンバーで何年も働く
この構造が、独特の閉鎖感を生みます。
特にしんどいのが、事務職員が1人配置の小規模校。
困ったことがあっても学内に同じ業務をしている人がいないので、相談相手がいません。教員にはいまいち事務の悩みは伝わらないし、教員間の派閥や陰口に巻き込まれるリスクもあります。
事務が2人いる学校で、ペアになる相手と相性が悪ければアウト
経験者は口をそろえてこう言います。
人間関係に左右されるタイプの人は、職場規模と雇用形態をかなり慎重に選んだほうがいいですよ。



人間関係に不安の方は、派遣一択ですね。
⑦:楽そうなイメージとのギャップがある
最後の理由は、これまでの6つの集大成みたいな話。
「学校事務=楽」というイメージで入ると、ほぼ確実にギャップを食らいます。
\ 具体的にどんなギャップが多いかというと /
| イメージ | 現実 |
|---|---|
| 子どもと関われる仕事 | 業務の9割はPC作業と書類処理 |
| 夏休みは生徒と一緒に休める | 学校休業日はあるが基本は出勤 |
| 残業ゼロ | 繁忙期は20時超え |
| ノルマなしで気楽 | 公金管理の正確性プレッシャーは別途あり |
特に子どもと関われると思って入ったら、現実は経理処理ばかりというギャップは多くの方が経験する典型パターンです。
学校事務で働く5つのメリット


今までは、やめとけという側面ばかり見てきましたが、人気の理由もちゃんとあります。
ここからはメリット側を整理していきましょう。
- 残業が少なく定時で帰りやすい
- 年間スケジュールが決まっており生活リズムを整えやすい
- デスクワーク中心で体力的に長く続けやすい
- ノルマがなく精神的な負担が少ない
- 未経験でも挑戦しやすく仕事に慣れやすい
①:残業が少なく定時で帰りやすい
繁忙期の話はさっきしましたが、それ以外の時期は本当に快適です。
- 県立高校事務職員:「年間通じてほぼ残業なし」
- 公立校事務:「通常時の残業は月0時間」
民間企業で月30〜40時間の残業が普通になっている職場と比べると、これは圧倒的なアドバンテージです。
②:年間スケジュールが決まっており生活リズムを整えやすい
学校のスケジュールって、毎年ほぼ同じなんですよ。
- 4月:入学式
- 5〜6月:通常運転
- 7〜8月:閑散期+夏季休暇
- 10〜11月:行事・進路書類
- 1〜3月:入試・年度末
このリズムが固定されているので、プライベートの予定が立てやすいんです。
それに休みの数も、以下の通り。
| 雇用形態 | 年間休日数 |
|---|---|
| 国家公務員 | 約124日 |
| 地方公務員 | 約126日 |
| 民間平均 | 約115日 |
一般的な企業平均より10日以上多いんです。
プライベートい時間をさきたい方にとってはもってこいってところです。
③:デスクワーク中心で体力的に長く続けやすい
書類作成・データ入力・電話応対が業務の中心なので、肉体的な負担はほぼありません。
販売職や看護職、工場勤務など、肉体的にハードな仕事から転職してくる人にとっては「天国」に感じることもあるそうです。
ただし、逆パターンも。
「ずっと座っているのが逆に苦痛」と感じる人もいるので、自分の身体感覚と相談する必要はあります。
④:ノルマがなく精神的な負担が少ない
営業ノルマや数値目標がないので、
- 売上に追われる
- 顧客クレームに振り回される
- 月末に詰められる
こういうプレッシャーがありません。
ノルマがない結果、プライベートで使える時間とお金が増えて、趣味がはかどる
私が担当した学校事務スタッフの声
ただし注意点も。
ノルマはなくても、公金管理の正確性プレッシャーは別途あります。
1円でも合わなければ帰れないという日も実際あるので、ノルマなし=プレッシャーゼロではないことは覚えておいてください。
⑤:未経験でも挑戦しやすく仕事に慣れやすい
学校事務に必要なスキルは、ぶっちゃけ以下の2つだけです。
- 基本的なPCスキル(Word・Excelが使える)
- コミュニケーション能力
資格は必須ではありません。簿記や秘書検定があると会計業務でちょっと有利、というレベル。
特に派遣求人では「未経験OK」の表記が本当に多く、参入のハードルが低めです。
東京圏の派遣求人だと、時給1,500〜1,750円あたりが相場。
スタッフサービスやテンプスタッフあたりの求人サイトを見ると、未経験歓迎の案件がゴロゴロ出てきます。
学校事務に向いてる人・向いてない人チェック表


ここまで読んできて、こんなことを感じていませんか?
自分、学校事務に向いてるのかな…?
そんな方のために、自己診断できるチェックリストを作りました。
正直ベースで答えてみてください。
向いてる人チェック



当てはまるものを「タップ」してみてください。
向いてる人チェック
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判定の目安
| チェック数 | 適性の目安 |
|---|---|
| 8個以上 | 強く向いている |
| 5〜7個 | 適性あり |
| 4個以下 | 別の職種を検討 |
向いてない人の特徴
逆に、こういうタイプの人はやめておいたほうが無難です。
- 新しいことに挑戦してスキルアップしたい
- 成果を出した分だけ報酬を増やしたい
- 変化やイノベーションを楽しみたい
- 多様な人脈を広げたい
- 自分のアイデアを形にしたい
これらに強く惹かれる人は、学校事務の安定感が逆にストレス源になります。
40代未経験から学校事務を目指すなら派遣スタートが現実的な理由


ここからは、40代未経験から学校事務を目指す方への、現実的な戦略の話です。
実際に複数の現場を見てきた経験から言うと、
40代未経験から公立校の正規採用(公務員試験ルート)は、かなり険しい道です。
- 公立校事務の採用倍率:大卒区分8.7倍、高卒区分9.6倍など
- 私立の正規採用も中途枠が極端に少ない
- 年齢制限を設けている自治体もある
「じゃあ無理じゃん」と感じる人がほとんどです。
だから派遣からのスタートをおすすめしたいんですよね。
派遣スタートが現実的な理由は3つだけ
派遣スタートが現実的な理由を、シンプルに整理すると、こういうことです。
- 未経験OKの求人が圧倒的に多い
- 年齢不問・ブランクOKの求人も存在する
- まず現場を体験できる
特に3番目が重要で、自分に学校事務が向いているかどうかを、実際に働いて確かめられるのは大きなメリットです。
東京圏の相場は時給1,500〜1,750円ほど。月収は20万円台後半を目指せます。
求人によっては派遣から直接雇用への切り替えが明記されているものもあり、評価次第で直雇用ルートも見えてきますよ。
派遣ならではのデメリットも正直に伝えます
メリットだけ聞いても意味はありません。デメリットもお伝えします。
\ 派遣のデメリット /
- 夏休み・春休み中は無給期間になる場合がある(時給制の場合)
- 契約更新が前提なので、雇用は安定しない
- 担当できる業務が限られるケースもある
このあたりを事前に確認して、自分が許容できるかどうかを考えておきましょう。
40代未経験からの現実的な動き方
いきなり正規採用を目指すより、こういう流れが失敗しにくいです。
- まず派遣で学校事務の現場に入る
- 実際に働いて、自分に合うかどうかを確かめる
- 続けたいなら直雇用・公立への移行を目指す
- 合わないと感じたら、別の事務職へ転換する
大事なのは、現場を知らないまま「向いてるはず」と思い込んで動かないことです。
まずは一歩、現場に足を踏み入れてみることが何より先決ではないでしょうか。
よくある質問
最後に、検索でよく出てくる疑問にまとめて答えていきます。
学校事務の平均給料はどれくらい?
雇用形態・学校種別・地域によって大きく違いますが、ざっくりの目安はこんな感じ。
| データ | 平均年収 |
|---|---|
| 求人ボックス(2026年3月) | 約386万円 |
| 厚労省 賃金構造基本統計(平均44.5歳) | 約530万円 |
| らくらくハローワーク | 約442万円 |
| 国立大学法人事務職員 | 約596万円 |
| 派遣・パート | 200〜250万円程度 |
注意点として、厚労省統計はサンプル数が少ないため実態を完全には反映していない可能性があります。「正規公立で400〜500万円、派遣で250万円前後」というのが現実に近い数字でしょう。
学校事務の仕事内容は?
一言で言うと学校運営を支える全般事務です。
業務カテゴリで整理するとこんな感じ。
- 庶務:電話・来客対応、郵便仕分け、消耗品管理
- 会計:予算管理、伝票処理、教材費徴収
- 人事・給与:教職員の勤怠管理、給与計算
- 教務:学籍管理、成績管理
- 窓口:奨学金手続き、証明書発行



学校規模が小さいほど、これらを1人で全部こなすワンオペ型になります。
学校事務が人気の理由は?
「安定性・WLB(ワークライフバランス)・ノルマなし」の三拍子が揃っているからです。
特に女性からの人気が高く、公立学校事務の採用倍率は5〜10倍超えが普通。
大卒区分で8.7倍、高卒区分で9.6倍といった数字です。1つの席に対して、8人~10人が椅子取りゲームする状態です。
楽そうというイメージが先行しがちですが、実際の人気は「安定×柔軟性」の組み合わせから来ています。
学校事務以外の事務職と比較するとどう?
主な事務職を比べるとこんな感じ👇
| 比較項目 | 学校事務 | 一般事務 | 医療事務 | 営業事務 |
|---|---|---|---|---|
| 平均年収 | 370〜440万円 | 300〜400万円 | 約289万円 | 約323万円 |
| ノルマ | なし | なし | なし | 間接的にあり |
| 残業 | 少なめ(繁忙期除く) | 普通〜多い | 月末多い | 多め |
| 未経験OK | △(派遣は○) | ○ | ○ | ○ |
| 専門スキル | 身につきにくい | 普通 | 医療知識が育つ | 営業知識が育つ |
- 安定重視なら学校事務
- スキルを身につけたいなら医療事務
- 収入アップを狙うなら営業事務
というのがざっくりの選び分け基準です。
陰キャ・弱メンタルでも学校事務に向いてる?
正直にお答えすると、対人ゼロの仕事ではないけど、向いてる側面はかなりあるというのが結論です。



人と全く関わらない事務というのは現実的にほぼ存在しません。
ただ、営業や販売と比べれば対人接触の頻度はかなり低く、「ノルマ・成果主義・緊急対応」という3大ストレス要因が少ないのは事実です。
まとめ:学校事務は「合う人にとっては最高、合わない人にはきつい」仕事
学校事務は、人を選ぶ仕事です。
「楽だから」「安定してそうだから」だけで選ぶと、繁忙期の残業・保護者対応・スキルが身につかない不安などのギャップにやられます。
逆に、
- 安定したリズムで働きたい
- WLB(ワークライフバランス)を最優先にしたい
- ノルマや成果主義から距離を置きたい
- 裏方として学校を支えたい
こういう価値観の人にとっては、これ以上ない選択肢になります。
40代未経験から目指すなら、まずは派遣で現場を体験するのが現実的。合うかどうかを実際に確かめてから次のステップを考える。この順番が一番後悔しません。
楽そうだからではなく自分の価値観に合うからで選ぶ。
これが、学校事務で後悔しないための最大のコツです。

